【オニーチャン】おとこの子・おんなの子のミダラな毎日、フシダラな実情。【エッチ】


 
ベイブレード」と「バンブーブレード」は似て非なるものだと最近知りました。冬乃ちゃんです。

多様なジャンルの音楽を聴きすぎると、最終的に無音空間に身を置きたくなるというのが長年の研究でたどり着いた答えです。
否、そんな研究1ミリもしたことない。
おはようございます。
斜陽浴び込む東海の朝、雲ひとつない群青空を見渡しては深呼吸をかみしめる。
あ、雲めっけ!

今日は、ただただ消費されるばかりの流行音楽が蔓延するJ-Popシーンにもの申してやろうと思います。
文句言いたいだけ。
あれやこれやと今日もまた、あらゆる曲という曲歌という歌がゴミ箱に捨てられてゆくのでしょう。
悲しきかな、涙ここに極まれり。

たとえば。
どなたかのアーティストさんが『君とふたり 歩いて行けたら~』と歌っていたとします。
そこでまずだいたい2パターンの人類種に分かれると思うんですよ。人類種?
①あーいいこと言ってるぅ~、こういう願望あたしにもあるかもぉ~!(猫なで声)
②はぁ、まーた同じこと言ってるよ。そろそろ耳タコだぜぇ…(くわえ煙草)
とこんな感じに。
ある歌を聴いて心に生じる感情は人それぞれ多種多様に千差万別に違いないはずですけど、傾向って意味ではたいていの場合この二極だと思います。
僕は完全無欠に後者のタイプ。
だってそうじゃありませんか?
プロのミュージシャンってことは音楽アーティストってことですよね。
アーティストってことは、ほかの多くの人にはできない唯一無二の技術や才能が認められるからアーティストなんですよね。
それでメシを食うことを許されてる。
日本人はよく共感心を揺さぶられた対象を好きになってしまう節がありますけど、人の共感を買うことなんて別に誰にでもできることじゃないスかね?
その辺のファミレスかカフェでキャラメルマキアートでもはさみながらテキトーな世間話してれば【共有・共感】なんていうパラメータはあっさり満たされると思いますが…。

「あっそれわかる! アタシもぉ~↑↑(*〃∀〃)」

とか言って、気を許した友人相手との超極小社会でストレス発散+安い満足感。
それ何が楽しいの?っていう。
そんなショボい幸福感よりももっと独善的に、排他的に、非道で素行の悪い無作法で野放図な感情や風景を“音楽”という形で表現していただきたく存じます。
言ってる意味わかりますか?
ほんとに文句と不満ばっかりですね中学生みたい。死ねばいいのに。
ところで、先ほどの例で『君とふたり 歩いて行けたら~』ってのを出しましたよね?
ここでちょっと紹介したい歌がある。
とりあえず黙って聴いてくれ。

www.youtube.com


ここで俺が言いたいのは通常、一般的にJ-Popでよく耳にする曲では「君と二人」というワードのあとには「一緒にいられたら」とか「共に日々を歩んでいこう」的な、願望や期待を思わせる感じの前向きな歌詞が続くのが普通ですよね?
それがおかしなことに彼らの場合、「君と二人」の直後に続くのが「騙し合えたら」なんて表現なんですよ。やばくないですか?
普通じゃないですよね。
君と二人~などと期待させるのに、騙し合えたら~という物騒極まりないワードをつなげてくる。
頭オイシイんじゃないですか、と。
間違えた、オカシイんじゃないですか?
初めてこの曲を聴いたとき、あーきっとこの人は相当のバカか天才かのどちらかだと俺は思いました。
思いましたし、ついでに口ずさんで歌ったりもしました。
さらに、この曲はほかのあらゆる部分でも謎めいています。
追って見ていきましょう。

『君の部屋の壁には 右目以外埋められた僕が君を見ていた』
はい意味不明。
よもや、カルト映画かなにかの1シーンのよう。
きっと、女郎蜘蛛にでも喩えられよう魔性の女が(飼育されて外に出ることを許されない感じの)鳥籠みたいな部屋にいて、その想いだけが蜘蛛の糸となり外に溢れ出して不本意にも次々と男を魅了しては食い尽くし、男どもの残骸が鳥籠の中でコレクションとなってゆく…。
そんな感じでしょうかね。
全体的に不可解で薄暗い。
「右目以外埋められた僕」ってのはたぶん、食い尽くされたあとにもう用はなくなり放り投げられ、右目以外の部分は壁にグチャグチャになって染み込んでしまった…。
そんなような流れかなきっと。
想像力が豊かすぎて常軌を逸しているタイプの人っすね。
時代が時代だったこともあり、当時のインディーズバンド特有のホラーめいた物語調のテイストに仕上がっております。
いいえただひたすらに意味わかんないだけです。この中二病がッ!!!!

なんの話だったっけ…?

要するにアレだ。そのような才能に恵まれた、あるいは恵まれてしまった、手放しで天才だと思えるミュージシャンってなかなかいないよねって話。

まず、日本人なら誰でも知ってるであろう国民的アーティスト「Mr.Children」。
そのボーカルにしてほとんどの作詞作曲を手がける、桜井センパイ。サッカー好き。
彼の生み出す歌は、現代社会を皮肉ったどこかペシミスティックな歌が多いと言えよう。

『しのぎを削って企業は先を急ぐ 一般市民よ平凡な大衆よ さあコマーシャルに酔って踊ってくれ』
傘の下の君に告ぐ / BOLERO
>> 小泉政権以後成り立った、資本主義社会の下で生かされる国民の虚像の幸福を揶揄している。
すごく恋愛っぽいタイトルだけど、「傘の下の君」ってのは米国の言いなりのもとで呑気に暮らす敗戦国日本の国民のことね。

『感情の通わない口先だけのコミュニケーション
夜が明けるまで騒ぐteenager 虚ろな肖像』
Round About~孤独の肖像~ / Atomic Heart
>> 管理教育で抑圧された若者の自己犠牲や欲求・葛藤・自由を、映画を見せるような表現で歌っている。と思う。
昨今の学生なんかはよく、モラルや常識を身につける前から個性だ個性だと口をそろえて人と違う行動に走る。
いやそれは違う。
ルールに則ること、お手本の真似があたりまえにできて初めて個人の価値が問われるのだと思うのです。
己の主張を制限されたり、枠の中で協調を保つ経験をしたことのない人間から「個性」なんて発揮されるわけがないのです。
抑圧の中で育ってこそ個性が生まれる。俺はそう思います。
そう思いますというか、そうなんです。

『残酷に飼い慣らし 快楽の奴隷にして
Brandnew my lover モザイクの身体 存在自体がもうすでに意味深
Brandnew my lover Fuckする豚だ 始めようよ愛欲のA.B.C』
Brandnew my lover / BOLERO
>> 桜井氏の大好きなテーマのひとつ、援助交際を描いた歌です。ほんとクッソみたいな曲だな。大好き。
歌の中で、「不細工な面だ」ってかしが出てくるんですケド、人にブサイクって単語口走ることができるのはよほど自分の顔面に自信があるか、有吉並みの毒舌家じゃないと難しいと思うんですよ。
いったい何様のつもりなんですかね?
桜井様です。

まぁそんなようなところですな。
俺の人生といえばやはり浮き沈みに乏しい平坦な代物ですから、いざブログを書こうにも他人さまからおもしろエピソードを仕入れないと書けないんスよ…。
凡俗村の低俗男とお呼びください。
ってことでカスども、なんか人生で困ったことがあったら俺にDM飛ばしてくれ。上物のSFファンタジーに仕上げて無断引用してやるっちゃ☆

 

 

おわり